政治家も官僚も国民に伝えようとしない増税の真実 (SB新書) by 高橋洋一 ダウンロード PDF EPUB F2
この本は、マクロ経済政策が全く理解できない財務省の人間が、不況時の消費増税を行って、デフレ脱却ができず、さらに、不況で、税収が減収するので、財政再建ができなくなるという本です!
筆者の最近の本と同じように、まずは、財務省から、国税庁を切り離して、社会保険庁と合併して、「歳入庁」を作って、先進国並みの制度にするべきとしています。
ただ、それだけでは、もう、財務省の組織は末期状態で、日本経済と国民生活をボロボロにした組織に成り果てたと思います。早く、組織改革をしないと、日本経済と国民生活がモタないと思いますね。
大蔵省から金融部門を切り離して、金融庁を作って、その中では、民間企業からの中途採用組や民間からの出向組などの混成部隊にして、組織を改革した事が金融庁の中では行われました。
財務省から国税庁を切り離した後、本当にわかるマクロ経済政策がわかる人間を中途採用で、三分の一の人員、外国人の有識者を三分の一人員、そして、最初から財務省にいる人間を三分の一人員などの改革をしないとダメだと思います。
そもそも、財務省には、マクロ経済政策がわかる人間がいないので、私個人は、財務省を「予算庁」として、内閣府の「旧・経済企画庁」の下において、マクロ経済政策を運営の責任を負わせる組織にしないとダメだともいます。「総理大臣ー旧経済企画庁(現・内閣諮問会議)-予算庁(国税庁から切り離した残り」という指示命令系統で、マクロ経済政策を行うガバナンス(統治体制)を作らないと、日本経済は、失われた30年から40年になってしまうと思いますね。
誰もが財務省がダメだとわかっているのに、財務省の統治機構を変える提案力が現在の日本の有識者の中には、筆者しかいません。
筆者には、財務省の内幕や人事もいいですが、財務省の統治機構を変えて、マクロ経済政策の司令塔としての役割を負うような官庁にする青写真の本を思い切って書いて欲しいです。
まずは、財務省の改革には、いろんなアイデアが必要です。マクロ経済政策ができない財務省は、存在意義がありません。まずは、筆者がその先駆けとなる財務省改革の青写真のアイデア本を書いて欲しいです!
もう、国民生活は、デフレ不況で、限界を超えています!
最後に電子書籍化してくれて、とても助かりました。とても感謝しています。