発行元 向後 善之 .
エディションノート
トランスパーソナル心理学を始めとするニューエイジ・カルチャー導入の立役者・吉福伸逸の軌跡を辿り、後年にかけて集中的に追及したユニークなセラピー理論とそのワークの実際を初めて紹介。
さらに、啓発的な99の言葉を「変化と葛藤」「セラピー」「社会」に類別して、それぞれに周到な解説を加えた。
現在、日本で心理療法、ボディワーク、スピリチュアリティ、エコロジー、ホリスティック医療といった分野で第一人者として活躍している方々の多くが、1980年代に吉福さんの影響を強く受けています。
吉福さんは心理療法のセラピストであるとともに翻訳家、著述家として一般には知られていますが、一方で、アメリカの現代思想家、哲学者たちと多くの対話をし、社会のあり方や生き方などについて深い思想を巡らせた思想家でもありました。
この本ではさまざまな角度からそんな吉福さんが語った【吉福伸逸の言葉】について紹介していきます。
●その言葉が彼のどんな人生体験から生まれたのか?
●どんな時代の背景に影響を受け、何に興味をもっていたのか?
そういったところを見ていけたらと思います。そのためにもまずは最初に、吉福さん自身がどんな人生を生きたのか、その軌跡を順に追ってみます。彼の経歴を知ることは、彼が語る言葉の背景を知る上で大切だと思うからです。(第1章より)